集中治療– category –
-
集中治療
循環編②心拍出量を決める4つの因子|前負荷・後負荷・収縮性・心拍数から灌流を読む
前回、血圧はCO(心拍出量)とSVR(末梢血管抵抗)の掛け算の結果でしかない、という話をしました。 今回は、その掛け算の片方である心拍出量そのものを分解します。 心拍出量は、前負荷・後負荷・収縮性・心拍数という4つの因子で決まります。この枠組み... -
集中治療
循環編①血圧が正常でも灌流は足りない|MAPと尿量から読む「届いているか」
集中治療室でリハビリテーションを行うとき、私はまず意識・疼痛・呼吸・循環の4つを押さえるところから始めます。どれか一つが崩れていれば、その日の介入は組み立てられません。 この記事で扱うのは、そのうちの循環です。 「循環を見る」と言われて、ま... -
集中治療
なぜICUで早期離床を行うのか|PICS予防から実際の判断まで
集中治療の進歩によって、以前なら救えなかった命が救えるようになりました。 ただ、救命はゴールではありません。ICUを出たあとに新しい問題が始まることがあります。 この記事では、なぜICUで早期離床を行うのかという理由から始めて、実際にどう判断し... -
集中治療
呼吸編②肺でのガス交換と灌流の関係|V/Q比・拡散・酸素化を臨床視点で理解する
呼吸と灌流はどこでつながっているのか? 呼吸と灌流は、別々の生理機能のように思われがちですが、酸素を全身へ届ける一つの流れとして密接に関係しています。 このつながりが起こる場所こそが、「肺胞と毛細血管が接するガス交換の場」です。 呼吸によっ... -
集中治療
呼吸編①灌流を支える「呼吸」の基礎|構造と動きから見る換気の仕組み
なぜ“呼吸”の理解が灌流に重要なのか 酸素は、細胞のエネルギー代謝に欠かせない「生命の燃料」、車で言うとガソリンのようなものです。 ガソリンがないと車が動かないように、細胞も酸素がないとエネルギーを作り出せません。 その酸素を体内に取り込む最... -
集中治療
呼吸編③ 灌流と酸素消費のつながりを解説
呼吸機能検査は何を評価しているのか 呼吸機能検査は、肺の状態を数値で“見える化”する評価ツールです。 特にスパイロメトリーでは、肺の換気能力や弾性、空気の出入りに関わる制限の有無を調べることができます。 この検査が示すのは、 肺がどれくらい空... -
集中治療
【体験談】集中治療理学療法士取得について〜取得後の臨床の変化とPICS予防に関する実践的取り組み〜
この記事では、集中治療理学療法士の資格を取得した私、ラッセルが、資格取得に至るまでの流れや、その中で考えたこと・感じたことをまとめています。さらに、取得後に臨床でどのような変化があったのか、そして現在取り組んでいる活動についてもご紹介し... -
集中治療
灌流とは何か?|ICUリハビリテーションに必要な基礎知識
そもそも「灌流」とは何か? 「灌流(かんりゅう)」とは、酸素や栄養を含んだ血液が、心臓から全身の組織・臓器に向かって運ばれ、細胞レベルにまで届くプロセスのことを指します。英語では “perfusion” と呼ばれ、集中治療の現場では極めて重要な概念の... -
集中治療
PICSとは何か?ICU患者のその後に潜むリスクと多職種で取り組むべき課題
ICUで治療を受けた患者さんが、無事に退室した。ご家族も安心する。でも、そこから先に問題が起きることがあります。 体に力が入らない。物忘れが増えた。夜、眠れない。あのときの記憶がふとよみがえって苦しくなる。こうした状態をまとめてPICS(Post-In... -
集中治療
ABCDEFバンドルとは?ICUケアを変える6つの柱と現場での実践ポイント
ABCDEFバンドルは、集中治療室(ICU)で重症患者さんをどうケアしていくかを、チーム全体で共有するための枠組みです。ひとことで言えば「多職種の共通言語」ですね。 医師や看護師だけでなく、リハビリテーションスタッフ、薬剤師、管理栄養士、医療ソー...
12
